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新日本フィル 新・クラシックへの扉 第1回

 投稿者:一静庵  投稿日:2009年10月 4日(日)11時32分40秒
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  これまで主に土曜日の午後公演だった「扉」ですが、今シーズンから金曜日・土曜日2回のマチネー公演になりました。私は金曜日に行きましたが、さすがにウィークデイの昼間ですから、空席は少しありました。それと聴衆は俄然女性が多かったと思います。
この演奏会のメンバーは、コンサートマスターは豊嶋さんでしたが、フルート・トップが橋本岳人さん(現・名古屋フィル首席)、ファゴット・トップ岡崎耕治さん(N響首席OB)、チェロ・トップが松波恵子さんで、エキストラの方が多かったです。
シューマンのピアノ協奏曲は、私にとっては聴くのがかなり難しい曲ですが、相沢吏江子さんのしなやかで奥の深い演奏で、静かな感動を覚えました。重松さんのクラリネット、古部さんのオーボエも素敵でした。
チャイコフスキーの交響曲第5番は、デリック・イノウエさんの指揮のもと、とても挑戦的で鋭角な感じの演奏だったと思います。第1楽章のファゴット、クラリネット、オーボエなどの美しい響き、弦群も一丸となっていました。第2楽章は井手さんのソロも印象的、歌うヴァイオリン、かと思うと激しい金管群が聴く者の内腑をえぐるよう。第3楽章は、包容力あるワルツで心が充たされ、第4楽章の予兆が聞こえ、そして第4楽章は勇猛果敢に突き進み、炸裂する音の塊、それでいておのおのがよく聞こえるような演奏でした。この曲はティンパニは近藤さんでした。
終わると、マエストロは豊嶋さんとかたい握手、なりやまない拍手でのアンコールは、エルガーのエニグマ変奏曲より「ニムロド」、非常に小さい音から大音量へ、そしてまた小さくなる、澄み切った深い深い湖底まで見渡せるような落ち着いた心持ちにさせるとても美しい演奏でした。
 
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