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ダニエル・ハーディングさん指揮の新日本フィル定期演奏会を聴いて参りました。
先週のブリュッヘンさんと比べたら半分ぐらいのお歳のハーディングさん、昨年暮れの中国四川省地震クリスマスチャリティーコンサートに引き続き、新日本フィルに客演です。
この日はフランス・プロ、まずドビュッシーの牧神の午後への前奏曲では、ゆったりとした色彩感豊かな音楽が作り出されました。白尾さんのフルート、ルンブレラスさんのオーボエや、魍魎の悲しみを表すかのような美しい豊嶋さんのソロなどとも相まって素晴らしい響きでした。ラヴェルのラ・ヴァルスは、ごくごく小さい音からものすごく大きい音が爆発するかのようでもあり、ぶつかり合いながらうねるような感じで、私たち聴く者もそのその充ち満ちた音の渦の中に放り込まれたようでした。そして、ゆっくりとしたテンポで始まったベルリオーズの幻想交響曲、ぞくぞくするような恐怖感、うごめく怪しいものたち、キリリとしたリズム、打ち寄せては返す息もできないほどの激しさをもった演奏でした。終わると豊嶋さんもほっとした表情でいらっしゃった中、会場からの万雷の拍手でした。
ハーディングさんは指揮棒なしで、柔軟かつ強いバネのような動きで指揮されましたが、全曲これまでにはちょっと聴き馴染みのない感じでした。オーケストラは対向配置でしたが、幻想のときはハープが指揮者の両側に2台ずつ配置されており、ハープが活躍する第2楽章が終わると、すぐに片付けられるというこれまで経験したことのないやりかたでした。
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