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今回のブリュッヘンさんと新日本フィルのハイドン・プロジェクトではじめて豊嶋さんが御出演ということで意気揚々と錦糸町に伺いました。残念ながら私は都合で参加できませんでしたが、このチケットを持っていると公開リハーサルを見学できるようになっています。
さて、当日、開演前ステージ上ではファゴットの坪井さんが音出し、ティンパニの近藤さんが入念なチューニングをしていらっしゃいました。オーケストラが揃い豊嶋さんが登場されチューニングもできて、ブリュッヘンさんがゆっくりとした足取りで入っていらっしゃりお辞儀をなさって階段つきの指揮台にのぼり、椅子に腰かけられてから始まった交響曲第99番第1楽章、なんて美しい音、そして楽しげな音楽でしょう。豊嶋さんもお身体を大きく揺らしてリードされているようです。第2楽章は ゆったりとした表情ではじまり、オーボエ、フルート、ファゴットが次々と素敵な音色を聴かせ、第3楽章はリズミカルな感じ、そしてフィナーレ楽章は、シンコペーションのリズムなどがあり軽快な感じです。休止をやや長く取った後劇的に再開されるところなど緊張感のある演奏でした。
盛大な拍手でしたが、すぐ次のプログラム交響曲第100番「軍隊」へ。白尾さんんのフルートが圧倒的な第1楽章は元気な感じ、第2楽章はシンバルやトライアングルの打楽器が活躍するし、またフルートが大活躍、トランペットも高らかに鳴り、いかにも軍隊という名にふさわしい感じです。この楽章が終わると、打楽器の方々が静かにステージを降りていらっしゃいました。第3楽章はヴァイオリンが美しいメロディーを奏でます。次は、前日の室内楽アフタートークで篠原さんが今は言えないが、ちょっと仕掛けがあるというようなことをおっしゃっていましたが、その通りのことがあった第4楽章です。最後のほうで、舞台右手から打楽器の方々が縦列を組んで演奏しながら、いかにも軍隊調の行進で登場されたのです。打楽器が休止しているところは、立ち止まって客席のほうに顔を向け、また始まると行進していきました。先頭の長く大きい指揮棒のようなものは、ただの棒かと思っていたら、音の出る指揮棒だということが、終演後にいただいた出演者一覧で解りました。たいへん楽しく会場内にも笑みが蔓延しました。
後半は、第2楽章で有名な交響曲第101番「時計」。その第2楽章はゆっくりとしたテンポで特徴のあるリズム、旋律で、フルート、オーボエ、ファゴットの木管とヴァイオリンのとても美しい四重奏のようなところがあります。そして、ティンバロンがあるのかしら、と思ったのはヴィオラのポロロンというピッティカートでした。このような奏法はこれまで聴いたことがありませんでした。第3楽章は、フルートが素敵な柔らかな感じのメヌエット。第4楽章は流れるような上り下りがあったり、強弱があったりの変化の激しい音楽、割合あっさりと終わりました。終わると拍手とブラボーの渦、ブリュッヘンさんもきっとニコニコしていらっしゃったのでしょう。豊嶋さんと固い握手を交わしていらっしゃいました。
アンコールは「時計」の第2楽章でした。
ノンヴィブラート奏法のブリュッヘンさんの今回のシリーズも「天地創造」から始まって4回目で、おこがましい言い方ですが、新日本フィルの皆様もお慣れになりいよいよ素晴らしいものになってきたように思いました。勿論、豊嶋さんがコンサートマスターということも多いに影響していると思います。
ブリュッヘンさんもお元気でまたいらしていただきたいです♪
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